- ・JMVAルール検定試験3級合格者がチームにいることが参加条件になっています。 必ず3級合格者が主審を行ってください。http://mixvolleyball.deci.jp/rule/test/users/login
- ・JMVAルールブックに則して審判をしてください。(JVAとは異なります。)
- ・試合前、挨拶していない選手(相手チームと握手をしていない選手又はしようとしていない選手)は試合に参加させてはいけません。
- ・タイム・メンバー交代はベンチにいる監督かキャプテン章をつけているキャプテンしか取れません。
- ・線審、記録員を含むすべての審判員にはシューズを着用させてください。
・やむを得ず2人で線審を行う際には相手チーム、役員の了承を取ってください。
- ・主審、副審を行う方はルールに精通した方でお願いします。
主審、副審、線審の方へ、試合前/試合中/試合後の特記事項を記載しました。
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下記の心得は一つの考え方として紹介しております。その他説明事項に関しても詳細は大会当日の役員にご確認ください。
◆審判の心得
1. 審判は絶対でなければいけない。ゆえにいかなることにも毅然と対応し、 コート上での神にならなければならない。
2. 判定に対し抗議を受けた場合にも毅然とした対応をしなければならない。もしあまりにも執拗な場合にはその抗議を行った者に対して警告を与えるべし。
3 .判定は即時に下さなければならない。
4 .審判を欺く行為は絶対に許されてはならない。もしその行為に遭遇したときには厳罰を以ってそれに対処せねばならない。また特にその行為の常習者に対しては細心の注意を払わねばならない。
5. 審判は選手よりもすばやく、しかもタフでなければならない。的確な判定を行うためには、選手以上の集中力と持久力が不可欠である。
6. 判定は不偏にして公正でなければならない。
7. 常に冷静でなければならない。いくら抗議を受けようとも、感情的になって勢いで判定を行わない。
9. そしてこれが一番大事な点であるが、権威にあぐらをかいてはいけない。確かにコート上では神であらねばならないが、神であるためには常に完璧に 近づくために努力を続けねばならない。口が裂けても『審判も人間だから』『これも バレーだ』などという台詞を自ら口にしていけない。万が一誤審を犯したときは謙虚にそれを受けとめ二度と繰り返さない努力をせねばならない。権威ばか りを振りかざしそういった努力をしない人間は、即刻審判を止めるべきである。
『マグナムカップWEB担当サーカー審判論引用』
主審・副審・線審の責務と権限
主審の意義
試合の統括責任者
主審の責務
1.主審は審判団のメンバ-が下した判定が間違っていると確信した時、それを無効にすることができます。
2.任務を遂行していない審判がいるときは、その審判を交代させることができます。
3.競技規則に明示されていない全ての問題を含めて 、競技上のあらゆる問題を決定する権限を持ちます。
4.主審は自分の下した判定に関していかなる論争も許してはなりません。
5.ゲ-ム・キャプテンから要求があった時には、主審の判定の基礎となった競技規則の適用あるいは解釈について説明して下さい。
主審の吹笛すべきではないジャッジ
サーブ時のレシーブ側のアウトポジション
副審の意義
主審の補佐
副審の責務
1.相手方コ-トおよびネット下方の空間への侵入:パッシング・ザ・センターライン
2.レシ-ビングチ-ムのポジションの反則:アウトオブポジション
3.ネットの下方の部分に触れるか副審側のアンテナに触れた場合:ネットタッチ
4.バック競技者がブロックを完了したりリベロプレ-ヤ-がブロックを試みた場合
5.ボ-ルが外部の物体や床に触れて主審がその接触を確認できない場合
6.タイムアウト・メンバ-チェンジ
7.非常事態
副審の吹笛すべきではないジャッジ
副審は上記の事項以外は基本的に笛を吹いてはならない。但しジェスチャ-は許される。基本的に副審はレシーブ側のチ-ムの状況を監督しボールを目で追いかけずネット際(特にプレー後のフォローの動きにおける反則)に着目して注意深く審判して下さい。
また主審が明らかにミスジャッジをしていると判断できた場合は、主審席まで駆け寄り教えることも必要なことであると考えられます。但し最終判断は常に主審に任せてください。基本はジェスチャ-で主審に知らせることです。
線審の意義
主審の補佐
ジャッジの種類
ラインズマンのジャッジは以下の7種類があります。
1. 線審が担当するラインにボールが落下したとき、又は線審の位置近くにボールが落下したとき:インまたはアウト
2.レシ-ビング・チ-ムがアウトボ-ルに接触したとき:ワンタッチ
3.ボ-ルがアンテナに触れたときやサ-ビスされたボ-ルがネット上方の許容空間の外側を通過したとき:アンテナ外通過
4.サ-ビスが打たれた瞬間に競技者(サ-バ-を除く)がコ-ト外に踏み出ていたとき
5.サ-バ-のフットフォ-ルト:ラインクロス
6.競技者がプレ-を妨害しようとしてアンテナに触れたとき
7. ボ-ルがネット上方の許容空間外側のネットの垂直面を通過するか、またはナンテナに触れたとき主審から要請があった場合、線審はその合図を繰り返さなければならない
8.判定不能
記録の意義
得点・メンバー・ローテーションに間違い・不正がないかをチェックする
記録員の役割
試合前
1)チーム名・会場・メンバーを記入しチームキャプテン・監督のサインを採る(公式練習前が好ましい。公式練習中の場合にはコートを使っているチームにはサインをお願いしないように!公式練習後でも構いません)
2)それぞれのチームからスターティングラインアップシート(目玉)を受け取り記録する。(公式練習前が望ましい。公式練習後がタイムリミット)
試合中
1)得点版が常に正しいか確認。間違いがある場合にはすぐに副審に伝える
2)サーブ順が常に正しいか確認。間違いがある場合にはすぐに副審に伝える
3)タイムと交代を記録。その回数を副審に伝える
4)不当なタイム(3回目のタイム、コートキャプテン・監督以外の要求)や交代の要求(7回目のタイムや、交代の仕方に問題がある場合)にはすぐに副審に伝える
5)セット終了・コートチェンジの時には副審・主審に伝える
6)アクシデント(レフリータイム・例外的な交代・点数のミス)があった場合には特記事項に記載する
試合後
1)最終結果を記録する
2)意義があった場合には特記事項に記載する。キャプテンに記載させても良い
3)記録用紙に自分のサインをした後、チームキャプテン・副審・主審の順番でサインを貰う
無資格審判へのワンポイントアドバイス
主審
・笛は短く強く吹く(初心者審判に取ってもっとも重要な事項のひとつです。)
・笛は『ピッ』(通常)『ピッピ』(注意)が良い。『ピーピッ』『ピッピッー』はダメ。試合開始も『ピッ』。
・整列時の挨拶の笛を吹くときに審判代台の下に立ち、副審の左側に立つ
・コイントスはジャンケンではなくコイン(小銭でOK)で行う。コインの裏表のチームは主審が決める。 )
・コイントスの時には主将と握手をする
・挨拶時の笛の後は副審と握手をする
・審判台からはいかなる時も下りない(緊急時を除く)。用がある時には副審、線審を呼ぶ。
・タイム・メンバーチェンジは副審が笛を吹いたら、自分は吹かない(選手が気づかないときには別です)
・ジャッジは基本的に変えない。(選手が自己申告してきたときには変えるべき)
・ジャッジに迷ったら副審・線審をまず呼ぶ 。選手は遠ざけること、会話は聞かせない。
・副審・線審を読んだら『自信がりますか?』と聞いてみてその答えと自分の考えを総合的に判断して最終ジャッジを下す。
・笛を吹くタイミングは何かが合った『瞬間』。タイミングをずらさない。(選手の主張があってから吹笛は良くない)
・アウトオブポジションは試合の序盤で取ること。選手にしっかり見ていることをアピールする。
・ドリブル・ホールディングは基本的に取らないことで統一したほうが良い。(判断がしっかりできるなら別です)
副審
・ブロック側のネットタッチ、パッシング。サーブカット側のアウトポジションだけは最低でも見る
・イン・アウトはジャッジしなくて良い(線審に任せる)
・ワンタッチのシグナルは目立たないように出す事(お腹の前で控えめに手を交差)
・ラリーが終わった後は主審のジェスチャーと同じことをする
・常に記録との連携を図る(得点・サーブ順が合っているかコマ目に確認)
・アウトオブポジションは試合の序盤で取ること。選手にしっかり見ていることをアピールする。
・目玉の確認は10秒以内/1チームで行う。
・主審が明らかなミスジャッジをしていると判断したときにはラリー後に教えに行く(4本目でボールを返したのに見逃したなどのケース)
線審
自分の担当ライン+自分の近くの角の半径1M+エンドライン後方へのアウト・ワンタッチ+アンテナや障害物に当った場合には必ずジェスチャーを行う。
記録
サーブ順のミスや、点数のミスはすぐに副審に報告。ラリー前なら副審に頼んで試合を止めてもらう。曖昧なままラリーをさせない。
よくある質問Q&A
コイントスとは?
コイントスで勝ったチームはサーブ選択権かコート選択権を選べます。よく間違える人(私もそうでした・・)がいるのですがここでは選択権を選べるのです!!要注意!
例)コイントスに勝ったチームがサーブカットを選択しました。この場合このチームはコート選択権はありません。 サーブカット=コート選択権 ではないからです。サーブカット= サーブ選択権とされます。
レフリータイム
怪我人が発生しまった時のための緊急措置です。チームが6名ぎりぎりで尚且つ、タイムアウトを2回とってしまっている場合のみ、主審の判断で3分間タイムを与えることができます。3分たってもコートに復帰できない場合にはそのチームは棄権になります。
リベロの反則
リベロの反則とは以下のとおりです。
(1) フロントゾーン(アタックラインとセンターラインの間)でリベロプレイヤーがオーバーパスで上げたボールをネットより高いところで相手コートに返した場合
(2)リベロプレイヤーがネットより高いところにあるボールを 相手コートに返した場合。(1本目・2本目含む)
(3)リベロプレイヤーがブロックに跳んだ場合
副審と線審のジャッジが違う
副審と線審のジャッジが違う 最終的に決めるのは主審です。主審の判断が絶対なので副審・線審のジャッジの違いは問題ありません。